英語劇、15少年漂流記

英語劇
英語劇「15少年漂流記」

待ちに待った発表会。今年ふじしまパーティは、ここ数年間の元気な子ども達の成長を評価され、地区の推薦をもらい東京支部の発表会に出演する予定でした。しかしながら巷で流行っている病気のせいで発表会は中止に・・・・

病気が原因でラボを辞めてしまったり、休会になった子もいました。それでも、残った子ども達のやる気は失うことなく、むしろ「絶対発表したい!」という強い意志に変わっていきました。

その気持ちを大切に、私もなんとかそれなりの舞台で発表できる機会を設けようと決心。何度ホールのとり直しをしたことか・・・・苦労は色々ありましたが、それをすべて忘れさせてくれる、立派な発表を子ども達はしてくれました。

春の数か月は会うこともできないので、リモートでラボを。会えない時間を有効に使おうとお話しを深める時間に費やしました。発表予定の2話だけでなく、1話から4話の全体を通して、キャラクターや背景などの意見交換をしました。

お話しがふじしまパーティのラボっ子にピッタリあう等身大の冒険ストーリ―だったせいか、子ども達は飽きることなく、むしろ知ればそれだけ更に深めたくなる、といった今までの発表会ではなかったような話し合いを繰り返しました。

子ども達が表現したかったもの。

英語劇「15少年漂流記」
英語劇「15少年漂流記」

中でも印象的だったのは、黒人水夫の少年モコについて話した時です。奴隷制の話なども紹介しながら、モコはいつもどうしているか、と聴いたとき「大人は差別をするけど僕らはしないよ。モコは航海や料理など何でもできるすごい仲間だから尊敬しているよ。大人と子どもは違うんだよ」といった子がいました。

写真は皆で島の名前を付けているシーンです。一番左がモコ役の子ですが、最初はもっと端で黙々と料理をしていましたが、大事な話し合いは聴いているのでは、ということで、一歩下がって話しを聞くような表現に変わりました。

英語劇「15少年漂流記」
英語劇「15少年漂流記」

ブリアンとドニファンの関係性についても、1話から4話まで通して話し合いました。お互い出身がフランス人とイギリス人と異なります(他にアメリカ人も登場)それぞれの国民性について考えたり、色んな立場で役を交換して考えたりしました。「ブリアンが命懸けでドニファンを救った時、ドニファンはそれに感謝しただけでなく、自分も同じようにかつてジャックを助けた、そのことから自分とブリアンは同じだと気づいたのかなぁ。」

子ども達は話し合いをしながら、こんな風に気づき合い表現につなげていきます。今回の発表は2話だったので、何となくドニファンがブリアンに敵対心を持っている時期です。その関係性が伝わったかな?

英語劇「15少年漂流記」
英語劇「15少年漂流記」
英語劇「15少年漂流記」
英語劇「15少年漂流記」

昔の漂流者ボードワンについては、「この人は孤独で一人だったから死んでしまったけど、僕らは一人じゃないから、協力して必ず島から脱出するんだよ」「じゃあ、お墓のシーンでは悲しい気持ちでなくて希望を表したいね」

と言いながら、背景でみんなで一つの大きな樹を作りました。その手前の表現ではそれぞれが孤独なボードワン氏の残像を描き、最後に死ぬところを表していました。その表現がどうだったか、は置いといて、子ども達が表したいものが希望だった、ということは一つの面白い解釈だなぁと思います。

また、2枚目はブナの木で作った十字架です。子どもを十字架に見立てるのはどうか、とも思いましたが、十字架はしっかり表現したいという意思を尊重。

英語劇「15少年漂流記」
英語劇「15少年漂流記」

ボードワンさんの残していた日記。中身は読めないのでページがペラペラとひたすら捲れる事で時間を表現してます。

英語劇「15少年漂流記」
英語劇「15少年漂流記」

これは、まいてあった地図です。お話しでは日記に挟んであったのでまいてないのですが、子ども達は、無人島、地図からイメージするのは巻物らしく、(原作でも作者はこの話は「宝島」の影響を受けているとありました)それを採用しました。

英語劇「15少年漂流記」
英語劇「15少年漂流記」
英語劇「15少年漂流記」
英語劇「15少年漂流記」

子ども達が一番楽しかったのは洞穴を広げるシーンでした。最初は皆が洞穴を掘ったのですが、住まいを自分たちで広げた事を表したいから、と洞穴を表現するように変わりました。

「ちいさな子ども達は危ないから掘る作業はしてないよ。」という意見から、じゃあ何ならできる?と考えて、手押し車で掘ったものを運ぶ表現が決まりました。

英語劇「15少年漂流記」
英語劇「15少年漂流記」

今回嬉しかったのは、小さな子ども達の活躍です。幼児クラスの子も一緒に参加しましたが、とてもよくお話しを理解していて、終始、元気で楽しそうでした。

このシーンは冬が来て雪が降り始めた時のもの。「雪が降ってきたらどうする」「嬉しい」「色んな事して遊ぶ」とニコニコ話す表情そのものが良かったので、窓辺から雪を見るようにしました。子ども達の目にはきっと雪が見えていると思います。

英語劇「15少年漂流記」
英語劇「15少年漂流記」

Don’t shrink back. If you’re scared, challenge it.

たとえおそろしくても、ひるまずに挑戦せよ。

英語劇「15少年漂流記」
英語劇「15少年漂流記」

Never lose a chance, always do your best.

好機を逃すな。全力をつくせ。

英語劇「15少年漂流記」
英語劇「15少年漂流記」

Spare no effort. Suffering is precious.

汗を惜しんではならない。苦労は宝である。

チェアマン寄宿学校の校訓です。この言葉が子ども達の心に一生残るでしょう。

英語劇「15少年漂流記」
英語劇「15少年漂流記」

私たちの「15少年漂流記」は未だ終わっていません。このお話しの原作は「二年間の休暇」です。そのタイトル通りに、2年間にわたってこの話に取り組み、来年「ふじしまパーティ・10周年記念発表会」でお話しの全てを発表します。

子ども達と一緒に、仲間と協力して冒険の世界を味わい続けられることが何よりの楽しみです。

是非、楽しみにしていてくださいね。

英語だけでなく話し合い気づく大切なもの

これからのAI社会で求められる英語力は、心のこもった生きた英語力です。ラボは言葉を発するときに気持ちを伴って言える事を大切にしています。

でも、子ども達は仲間と楽しく遊んでいるとしか感じていませんが・・・

ぜひご興味のある方はお気軽にお問い合わせください。

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